〜団長〜

団長あいさつ
盛岡市市民部男女参画国際課  小綿 愛國

 今年度は、姉妹都市提携20周年という記念すべき年に「第12回中学生ビクトリア市研修」を迎えました。この研修には、市内の市立中学校5校からの推薦10人と「中学生による国際交流コンテスト」で選ばれた5人そして事務局4人の合計19人が参加しました。

 8月下旬から事前研修が始まり、出発までに4回の事前研修と2回の保護者説明会が、開催されました。

 事前研修から研修の回を重ねるたびに団員の積極性と責任感の強さが増し、盛岡の中学生の代表という自覚が随所に見受けられました。海外研修の直前に行う盛岡国際交流協会理事長や盛岡市長への出発のあいさつなど一連のあいさつの希望者には、複数の団員が立候補するなど研修の意気込みが感じられました。

 出発当日は、ホームステイ先お連絡先がビクトリア高校のストライキで届かず些少の不安を抱えながらの出発でしたが、父母や各学校の先生方を始め多くの皆さんに見送られながら順調に出発することができました。ビクトリア高校でのホームステイとの初対面については、対面するとすぐに元気な明るい声がビクトリア高校に木霊していました。

 翌日市長表敬で市役所にいくと、市役所のストライキを行っており、これまたビックリ。よく見ると、アラン・ロウ市長一行が、雨の中を待っていてくれ団員の皆は、市長と庁舎前で一緒に写真を撮る等歓待に感激していました。また、団員の中にはストライキをしている労働者からプラカードを借りて首に掲げ労働者と一緒に写真を撮る等コミュニケーション能力の高さには、驚かされました。ビクトリア高校での授業への参加は、BC州の公立小中学校等の全面ストライキで残念ながら出来ませんでしたが、プレゼンテーションは、市役所の配慮があり議場で研修の成果を思う存分発揮することが出来ました。ストライキにより、研修団員は、ホームステイの子供等との交流がより密接になり、ある半面非常に良い研修になったと思います。

 人と人が関わっていく上で最も大切なことは、言葉の壁をこえて自分の意思を伝える事、そして共感しあうことの素晴らしさを団員それぞれが感じた貴重な8日間だったと思います。今回の研修で得たものをこれからの人生の次のステップに生かすとともに、この体験を自分自身の中にとどめずにしっかりと手渡し、国際交流に一層の関心を持っていただければ幸いだと考えます。

 最後に今回の研修実施にあたり、盛岡市教育委員会をはじめ、各中学校、研修アドバイザー、そしてビクトリア市側の関係者の皆様にお礼を申し上げあいさつといたします。                                                                                                           

〜事務局〜

確かな絆

下橋中学校  三浦 猛雄

「学級定員の厳守を」「(6年間の)ベア凍結を撤回せよ」「権利を保障せよ」17日、ホストファミリーと会うために、ビクトリア高校に到着すると、プラカードを掲げた先生方が校舎の周りで抗議行動をしていました。7日から始まった教職員によるストライキは、州政府との交渉が決裂し、2週目に突入していたのです。早期解決を望んでいましたが、滞在中、とうとう公立学校の内部は生徒たちに開放されることはありませんでした。

18日は、アラン・ビクトリア市長との面会の予定でした。しかし、あろうことか、市役所職員までもがこの日だけ、終日ストライキを決行したのです。市長でさえ市役所の中へ入ることはできません。あいにくの雨の中、市役所前で表敬のあいさつをし、記念撮影を行いました。周りはデモの人々でいっぱいです。わずか10分くらいの面会でした。生徒たちは市長とほとんど話もできない状況で、なんと今年のビクトリア市研修は皮肉な日程なのだろうと思っていたら、市長自ら近くのコーヒーショップに出向いて、お菓子とコーヒーを振舞ってくれたのです。この後、1時間近くも盛岡の中学生と一緒に過ごす時間を作ってくれたのです。店内は雨のために一休みしているデモ隊の人々であふれ返ってはいましたが、私たちの一角は確かに盛岡市とビクトリア市のすばらしい友好の場になっていたのでした。

ストライキでビクトリア高校で勉強できないどころか、校舎に入ることさえ許されない状況だった生徒たちですが、ビクトリア高校のメアリー先生、デイル先生のはからいで、ホストファミリーとともに毎日充実したときを過ごすことができたようです。

前代未聞の大ストライキにぶつかり、大変な状況ではありましたが、私たち研修団のために、アラン市長をはじめ、市役所の方々、ビクトリア盛岡友好協会のビルさん、ディックさん達の昼夜を問わない献身的なお手伝いにより、団員全員が充実した研修をすることができました。ビクトリア市と盛岡市の確かな絆を感じ、そのことに助けられることが多かった今回の研修でした。

この研修を支えてくださった多くの皆様に心から感謝申し上げ、報告といたします。

研修を終えて(メンバーの皆さんへ)
黒石野中学校  藤井 望

「スト?」一体どうなるんだろう・・・。ステイ先はどこなんだろう。様々な不安と困難に直面した我々第12回研修メンバー。しかし、メンバー達はそんな不安よりも大きな期待を抱き、カナダへと飛んだ。

カナダへ着くと、ビクトリアハイスクールは、やはりストの真っ最中。しかしメンバー達はとにかく順応するのが早く、どんな場面も「エンジョイ」していた。私もホストであるデイル・崎山さんに連れられ、デモに参加。「わざわざ日本から?デモに参加してくれてありがとう!」と声を掛けられたり。大人も子供も高校生も、多くの人がデモに参加していた。

ホストファミリーと、初めて一晩過ごした次の日の朝、少し疲れた表情、まだ不安そうな表情、すでにホストファミリーと意気投合という人、様々だったが、時間が経つにつれ、どのメンバーも、より一層生き生きしていった。そしてお別れの日は涙で目を真っ赤にしていた子もあった。そんな姿を見て、人との出会いって素晴らしいなぁ!と改めて感動してしまった。

一番のイベント「日本の紹介」のプレゼン。準備も自分たちの力で着々と進めてきた。急遽決まった会場はビクトリア市議会会議場。ハイスクールのたくさんの生徒に見せられなかったのは本当に心残りであるが、ホストファミリーの皆さんに楽しく紹介することができ大成功を収めたメンバー。本当に良く頑張った!畑内君が出発前の挨拶で言っていた「日本とビクトリアの架け橋」になることができた。今は小さな橋であるが、メンバーたちは必ず、もっと大きな橋を将来、架けてくれるに違いない。そんな期待を持てるようなメンバーのみんなだった。

中学時代にこのような経験ができた皆が羨ましい!親、国際交流協会の方々、ビクトリアの親切な人達等、多くの人の助けがあってこのような素晴らしい経験ができたのだ。感謝の気持ちを忘れず、しっかりと生活し、勉強していくこと。それが、本当の感謝の気持ちなのだと思う。

最後に、この研修に関わる全ての方々に感謝致します。そして私の素晴らしいホストファミリー崎山夫妻とかわいらしいアイラとアダム!有難うございました。

優しい時間
北陵中学校  上神田 直美

出発の三日前、B・C州の公立学校の先生方がストライキ中のため休校になっているようだという情報が入ってきました。ビクトリアに着くころには終わっていることを願いながら全員そろって元気に出発しました。

計四回の事前研修では初めは遠慮がちな生徒たちもだんだん打ち解け合い、互いの学校の情報交換やら趣味の話などで意気投合していました。ビクトリア高校でのプレゼンテーションに向けて、グループ毎に様々なアイディアを出し合い短時間の中でしたが着々と準備を進め、その意欲的な姿勢にたいへん感心させられました。

ストでなければ800名近い高校生の前で発表する予定でしたが急遽、市役所の議場をお借りしてホストファミリーに見ていただくことになりました。三つの班全ての発表が終わった後、メアリー先生をはじめ、たくさんの方々から「素晴らしかった」「楽しかった!」と大好評でした。

研修期間中、残念ながら学校での授業参加はできませんでしたが生徒たちはホストファミリーと積極的にコミュニケーションをはかり、すっかり仲良くなって溶け込んでいました。

今回ホストファミリーの方々をはじめビクトリア高校の先生方、市役所の方々、友好協会の方々にたいへんお世話になり、その優しさが身に染みました。今回出会った方々と連絡をとり合い、何年後にか再会できたら素敵だなと思っています。最後に小綿団長をはじめ団員の皆さん、尾中先生、佐々木さん、皆さんのおかげで充実した研修になりました。ありがとうございました。


〜団員〜

温かいカナダの心
岩手大学教育学部附属中学校  赤沼 英

ビクトリアは笑顔に溢れ、「Thank you」「No Probrem」というやりとりが、いたるところで聞こえてくる街です。私は、デパートで、何かを尋ねたおばあさんと、尋ねられた黒人の若い男性が笑いながらおしゃべりしている様子にショックを受けました。日本では初対面の人とあんな風に話すなんて、ありえないことだと思います。ビクトリアの人々は、それだけ周囲に心を開いているのだと感じました。

私のホストスチューデントのジェシカは、明るくて、パワフルで、優しい子です。とぎれとぎれに話す私の言葉をゆっくり待って、助け舟を出してくれました。

ビクトリア滞在の中で、3日目が特に思い出深いです。この日の午後はみんなでスケートをしました。私にとっては、これが人生初のスケートでした。ジェシカが滑れない私の手をとってゆっくりとリンクを周ってくれます。10m進んでは転んだり、止まったりしてしまう私を引っぱって滑って行きます。

私が少し滑れるようになってくると、ジェシカはみんなに声をかけて手をつなぎ、力いっぱい滑り出しました。人が連なった長い長い列がリンク内をなめらかに進んで行きます。私はジェシカの隣で怖くて怖くて叫んでいました。その時の氷上を滑る音、みんなの笑い声、手をつないでいる感覚が忘れられません。

この日、私はたくさんの人の温かい気持ちに触れることができました。そして、私もみんなに対して自分の考えや気持ちを表現できるようになった気がします。

私はカナダの人が日本人に対してどのような印象を持っているのかとても気になっていましたが、私が出会った人々は、その人がどこに所属しているのかではなく、その人自身だけを見つめ、受け止める心を持っていました。

これから私がすべきことは、カナダの人々が私に対してそうしてくれたように、その人自身の考えや気持ちを察して受けとめていくことだと思います。そしてそれは、私の周りの日本人の友達だけに対するものでなく、世界のどこの国の人に対しても同じなのです。

研修を終えて
下橋中学校  平賀 俊裕

今回のビクトリア市研修で最も印象的だったのは、僕を迎えてくださった方々がとても温かかったことです。

研修に行く前、僕は期待と緊張両方がありました。緊張の方はホストファミリーとの対面までほぐれることはありませんでした。

しかしホストファミリーの方々はとても優しく、話している時、何度聞いてもいやな顔をせずに答えてくださりました。少し体調を崩してしまった時も、とても気遣ってくださりました。

平日は先生たちのストライキのため、学校に行くことはできませんでした。しかしその分、一緒にショッピングモールに行ったり、ゲームセンターで遊んだりと、様々なとこへ行き、じっくりと交流することができました。

家の中でも、いろいろと話したり、テレビを見たり、ピアノ等を演奏したりと互いに楽しみ、親睦を深めることができました。

ホストファミリーの方々には、迷惑をかけてしまったり、心配をかけてしまうことが何回もありました。しかしその度に、気を遣って、僕を助けてくれました。僕はもう、感謝の気持ちでいっぱいです。

ホストファミリーの方々と過ごした日々は、とても大切なものとなりました。そしてその日々の中で、僕は異文化の良さを理解することができたと思います。

異文化の良さを理解すると同時に視野が広がり、盛岡の文化の良さも改めて実感することができました。向こうで、様々な建物を見て、様々な食べ物を食べて、様々な人と話したことは、どれも僕にとって新しい刺激となり、驚きとなりました。それは本当に自分の国の文化の良さ、違う国での文化の良さを理解するために必要な事だったと感じます。

この6泊8日の旅は、僕を成長させる良い機会となったと思います。この経験を生かして、これからもどんどん国際交流をしたいと思っています。そしてその時までに今回見つけた課題(もっと多くの単語を覚える、リスニングの力をつける等の)を直していき、しっかりと準備をしていきたいです。

初めての旅
土淵中学校  佐々木 亮介

僕は、飛行機に乗るのも初めて、海外に行くのも初めてで、初めてだらけの研修でした。だから、その分の不安もたくさんありました。それは、ちゃんと会話ができるか、ということでした。事前研修で、ALTの先生が来て、英語を教えてもらったとき、まったくといっていいほどいっていることが聞きとれなかったからです。

でも、その心配はありませんでした。ホストファミリーの人達がとても親切で、僕が聞きとれなくても、嫌な顔一つしないで、何回も繰り返してくれたり、ジェスチャーなど工夫してくれたり、とても親切なホストファミリーだったからです。

ホストスチューデントのマークは、ゲームが好きで、たくさんゲームを持っていました。その中には、日本製のゲームもありました。それに、ナルトやファイナル・ファンタジー等日本のアニメも持っていました。

ホストファミリーと対面して2日目、ビクトリアのアラン・ロウ市長と対面しました。会う前は、とても厳格というイメージがありました。しかし、会ってみると、まったくイメージとは違って、とても、フレンドリーな人でした。写真を頼むと快く引き受けてくれました。それに、この日は、ストライキのせいで、市役所が開いていませんでした。だから、近くのレストランで、対面ということになりました。僕達は、そのレストランまでバスで行ったけど、アラン・ロウ市長は、そのレストランまで歩いて行ってました。3日目は、山にハイキングに行きました。小川があって、でっかい魚がたくさんいました。それに、大きな木もたくさんありました。この日の夜に、スケート場に行って初めて生のアイスホッケーの試合をみました。アマチュアだったけど、とても、迫力があり、おもしろかったです。4日目は、市役所で、オリエンテーションをやりました。僕は、これに遅れてきてしまいました。この日の夜に中華料理店でお別れパーティーをやりました。ホストファミリー対面して、5日目、とうとう別れの時。長かったような短かったような5日間でした。

これから、もっと、もっとたくさん英語を憶えて、また、ビクトリアに行きたいと思います。

きっかけ探しの旅
北陵中学校  関 美奈子

私がこの研修に参加した理由。それはただ、何でもいいから何かきっかけだとか刺激が欲しいというものだった。英語力を上達させるため、というような理由もあったが、一番はそういうシンプルなものだったのだ。研修に参加する前、私は将来の夢や進路が決まっておらず、なんだか焦っていた。そんな時、このカナダ研修の話を知り参加することにしたのだった。

実際にカナダに行ってみて感じたことは、まさに百聞は一見にしかず、ということ。見るのと聞くのとでは大違いだった。とにかくカナダは広い。カナダ、といっても私が見たのはバンクーバーとビクトリアの二つの都市でしかないのだが。“広い”というのは土地や自然のことだけでなく、人々の視野や考え方のことでもある。私はそれをカナダにいた時よりもむしろ、日本に戻ってきた今感じている。

学校に戻ってきてよく感じることは、“人がそうだから自分もそうする”という考え方に対する違和感なのだ。自分は自分。そう割り切って考えれる人が日本では少ない気がする。日本人の長所は人に対する気遣いだが、それが多少行き過ぎているように私は思うのだ。

前々かえら感じていたことではあったが、カナダでの経験を通しそれはより強くなった。

そして今回、私にとって最も良い経験だったのはなんといっても様々な人との出逢い。ホストスチューデントのボニー、そして彼女の家族。料理上手のスコット、優しいジュディ、エミリー。またストライキに参加していた人々。彼らと直接言葉を交わすことは残念ながらなかったが、彼らを見て私は色々と感じたものがあった。だからこれも1つの出逢いと言えるのではないか。そして共に研修に参加した最高のメンバーたち。最初と比べると皆ずいぶんと打ち解け、今ではとてもいい友人同士だ。人との出逢い。それは私にとって最高の宝物だ。

別れは辛かったし、失敗も多くあった。それでも得たものは大きく、成功もあった。私はカナダで確かに“何か”を得た。まだ進路は決まっていない。それでも私は得たものを糧に前へと進んでいく。出逢った多くの人とまた会えるのを信じて。

ビクトリアを感じて
下小路中学校  加藤 千晶

「今はお別れは言わないよ。またChiakiと会えるから。」ホストファミリーのEllaが最後にくれた、メッセージ。日本に帰ってきた今も、充実していてあっっという間過ぎた研修は、心の中で続いている。

初めてカナダの地に立った時、空が大きく、雲が大きく、そして自然が大きく感じた。あまりの美しさにただ興奮した。そして、周りでは英語での会話が聞こえていた。私は喜びでいっぱいだった。私の憧れていた世界が、目の前に広がっていた。夢のようだった。

ホストファミリーとの対面。大人っぽい14歳のEiia、お兄さんのTyler、お姉さんのGreta、お母さんのDonna。家は森の中にあるログハウス!!2匹、猫2匹、馬1頭を飼っている。自然の中での生活は、素晴らしく新鮮だった。しかし大変な事も多いのだ。山道を歩いたり、馬の世話をしたり。街に行くには朝早くに家を出なければならないし、子供だけで食事を作ることもある。Ellaは、全部それをこなしていた。当たり前のように何でも仕事をするのだ。彼女の活動力と強い心は、私に刺激を与えてくれた。自分でやろうと思えば、たいていの事はできるのだという事を教えてくれた。家族は皆親切にしてくれて、心配をせずに生活できた。馬に乗ったり、買い物をしたり、Tylerのボクシングの応援に行ったり、みんなでカレーやみそ汁を作って食べたり。1つ1つがキラキラ輝く思い出となった。

姉妹都市として行ったプレゼン。浴衣やハッピを着て踊ったさんさやソーラン節。観客の方々が喜んでくれたことで、盛岡の素晴らしさを改めて実感した。全員で行ったスケート。自然に手と手をつなぎ、氷が溶けそうなほどの温かい友情が生まれた。お別れパーティーの中の英語での会話。勝手に口から出てくる英語に自分でもびっくりした。同時に、喜びがこみ上げた。

思い出は尽きない。学んだことも尽きない。私のビクトリアへの愛も、尽きない。大きかった自然、たくさんの笑顔、温かい心。一生忘れる事はない。私にとって、研修はまだ終わっていない。この経験を皆に伝え、太平洋のもう一本の架け橋となれるまで、終わらない。今成長した私は、普段の生活を一日一日大切に送っている。時々吹く風に、ビクトリアを、感じて。

最高の家族
繋中学校  藤平 翔

今回の研修は初めて外国へ行くと行く事で、とても緊張していました。自分の英語がはたして通用するのかという不安でとてもいっぱいでした。でもホストファミリーのみんなはとても優しく自分が英語を聞き取れなくても、ゆっくりともう一度繰り返してくれました。初めの内は、あまり聞きとれなかった英語もみんなと過ごす内に少しずつ理解できるようになりました。そしていろいろな場所にも連れて行ってくれました。カナダのショッピングモール、ロッククライミング、スケボーパーク、すべてが一度も行ったことがない所で、とても楽しかったです。得にスケボーパークではホストファミリーのコウや、他に来ていた人たちにも乗り方を教えてもらいました。今回の研修はストライキの影響でビクトリアハイスクールへ行けなかったのは残念でしたが、その分ホストファミリーとは多くコミュニケーションが取れました。そして最後に、またいつか会おうと約束しました。これからもこのような国際交流に参加していきたいと思います。

そして最後に今回の研修で学んだことはThank youという言葉の重要性です。みんなフレンドリーでThank youという言葉をたくさん口にしていました。この事は日本に帰っても大切にしていこうと思いました。そして今度ビクトリアに来る時は、英語をもう少し話せるようになって、もう一度ホストファミリーに会い、またいろいろな所に行ければいいと思います。

学校の先生方、盛岡国際交流協会のみなさん今回はこのすばらしい研修に行かせていただき、本当にありがとうございました。そしてカナダのみなさん。研修団のみなさん、またいつか会いましょう。そして心から本当にありがとうございました。

In Victria
繋中学校  藤本 宣敦

1015日、この日は自分にとって初めての日です。言葉も文化も違う場所に15人の仲間と行く日です。

15日は、成田空港まで行って、そこから8時間半の長い旅をしてカナダに行きました。バンクーバー空港から、バスでフェリー乗り場まで行って、そこからフェリーでビクトリアに行きました。初日は、市内をバスで回ってホテルに行きました。

1016日、ブッチャードガーデンに行き、博物館に行き、いよいよホストファミリーに会うためにビクトリア高校に行きました。ホストファミリーの人達はとても優しく、きさくな人達でした。

1017日、ホストの家に泊まった最初の朝でした。このころは、ストライキまっさいちゅうで、ビクトリア高校は開いていませんた。ビクトリア市長に会って、市内でショッピングをしました。

1018日、ビクトリア4日目は、みんなでハイキングに行きました。ハイキングの時は、鮭の川登を見たり、みんなで遊んだりしました。午後はスケートに行きました。すっごくこけてお尻が濡れて冷たかったけど、楽しかったです。

1019日はプレゼンテーションの日でした。最初、ハプニングが発生しました。プレゼンテーションだとは思わず、車の中に荷物を忘れてしまいました。また、ある人は遅れて来て、またある人は忘れてました。しかし、そのハプニングもみんなと協力して乗りこえました。

1020日、ホストファミリーと別れの朝。みんなが、悲しみ、そして涙の別れ・・・。また再会の約束をして、ビクトリアをあとにしました。フェリーで、バンクーバーに行き、観光して大きなホテルに泊まりました。夕食の中華料理店では、ある人が「トイレはどこですか?」と聞いたら、いきなりハイテンションで「トイレー!!」と答えてくれました。そして、ホテルに戻り、荷物の整理をしながら、6日間をふり返りました。

この研修では、チームワークの大切さや、言葉がつうじなくても、気持ちだけでつうじました。

最後に、来年ビクトリアに行く人達Good Luck!!

きらめく思い出
下橋中学校  藤村 絵里

研修旅行の1週間、私は時差ボケで常に眠気と戦っていました。私の寝顔はすごいので、うっかり居眠りして、誰かに写真でも撮られたら大変・・・そう思ってがんばりました。

私のホストスチューデントのTealはいつも少し冷めた女の子でした。最初はあまり会話が続かず、不安になりましたが、彼女の親友のLizがTealの分まで活発な女の子だったので救われました。無論、そのうちTealとも普通に話せるようになりました。

Tealの家の朝食は砂糖たっぷりのシリアルや、バター厚塗りのトーストだったので、ご飯大好きな私の胃袋はなにも受けつけなくなってしまいました。そんな私を気遣ってくれたのか、ホームステイ最終日の朝食は、なんとご飯と味噌汁!!感激しました。味噌汁の具は胡瓜とレモンでした。和食はおいしくてヘルシーなのでけっこう人気があるそうです。Tealの家には12匹の猫がいるのですが、猫達もご飯が好きみたいで、食事中のテーブルの上にのぼってきました。

ストで学校に行けなかった分、私はすばらしい体験をしました。ボーティングです。Lizのお父さんが持っているエンジン付ゴムボートで太平洋を駆け抜けました。それがもう最高でした!!Lizの家にホームステイしている舞ちゃんと真那ちゃんと乗ったのですが、みんな涙を流して「生きてて良かった、神様ありがとう」と叫びました。ただ、3時間猛スピードで冬の海を駆け抜けたので、オールバックの私はいいのですが、舞ちゃんと真那ちゃんの髪型までオールバックになっていたし、真那ちゃんが言うには、私の顔は、変色していたそうです。

こんな風に全てが楽しかっただけに、別れはつらかったです。Tealに教えた「ゆび」という日本語は私達の友情の印です。ただの「指」ではありません。ジェスチャー付です。

最後に、この研修をすばらしいものにしてくれた団員のみんな、そして、先生方、本当に感謝しています。ありがとうございました。みなさんと過ごした日々は忘れたくても忘れられません。また再会できると信じています。

Love ビクトリア!!
乙部中学校  福田 舞

初めての海外旅行、初めてのホームステイ、私は不安でいっぱいでした。英語で生活できるだろうか、ホストファミリーと仲良くできるだろうか・・・。でもビクトリアの人々は、そんな私の不安を一気に吹き飛ばし、最高の出会い、貴重な体験を与えてくれました。

私の一番心に残っていることは、ホストファミリーとの生活です。初めて会ったときは、快く迎えてくれて、いっぱい話しかけてくれました。そして一緒に生活していけばいくほど仲良くなっていき、本当の家族のように接してくれました。私が、英語がわからなかったときは、もう一度ゆっくり話してくれたり、私の体調を心配してくれたり、本当に優しくて、安心して生活することができました。

私がビクトリアを訪問したときはちょうどストライキの真っ最中だったので、私たちは学校体験ができませんでした。でも、その分、ボートに乗ってホエールウォッチングをしたり、公園に行ったり、貴重な体験をすることができました。ホストスチューデントのエリザベスとは、一緒にショッピングに行ったり、スケートをしに行ったり、日本語を教えたり・・・まだまだ書ききれないくらいたくさんの思い出を作りました。素敵な時間を過ごさせてくれたホストファミリーには、本当に感謝しています。

最後の日、私とエリザベスはお互いに「愛してる」と日本語で言い合いました。そして私はIll be backまた来るよ、と言ってきました。たった一週間で、こんなに打ち溶け合えたのも、エリザベスが優しく私たちに接してくれたからです。また再会できることを信じ私たちは別れました。

今回のビクトリア訪問によって、私は前よりも視野が広がりもっと国際交流に興味を持つことができました。ビクトリアの人々の優しさ、温かさ、私は決して忘れません。この研修は一生私の宝物として残るでしょう。そして、この研修で学んだ人と人との温かな交流をいつも心がけていきたいと強く思いました。

最後に、私にこの貴重な体験を与えてくれた方々、家族、ホストファミリー、カナダを共にした団員に心から感謝したい。Thank you!!

Suprised!
北陵中学校  村野井 渉

どんなことがあっても、めったに泣かなかったここ数年。その分が、一度に溢れ出たといっても過言ではありませんでした。ホストスチューデントJamesとの別れの時―。そこまで、たった4日間の中で仲良くなれたこと、そうなれたきっかけを与えてくれたこの研修に、参加して良かったと思いました・・・。

僕のこの研修での一番の思い出、それは「Teachers Strike」です。ブリティッシュコロンビア州の公立の学校の先生方が起こしたストライキ。そのため学校へ行けず、その代わりに観光を楽しみました。学校へ行けなかったことは残念ですが、これも良かったなと思いました。

二番目はホストファミリーとの交流です。「Iwantto・・・」「Uh−huh」と、意味不明なことを喋っていました。それでもLoriやJames達は親切にしてくれました。そんな彼らに感激し、そんないい人達と別れるのは、冒頭に書いたように、さみしくつらいものでした。

三番目はハプニングです。行きの空港内では調子に乗って先へ進みすぎ、あちらこちらで帽子を忘れてしまいました。本当に、みなさんにご迷惑をおかけしてしまいました。

いいことも、悪いことも体験し学んだこの研修。カナダでの交流を通して、視野を広げることができたと思いますし、成長できたと思います。

この研修でお世話になった先生方やみんな、カナダで出会った人々、そしてJames、Lori、本当にありがとうございました。

僕はカナダへ行った
下小路中学校  畑内 政宏

僕は一週間カナダへ行った。初めての海外でいきなり太平洋を渡ってしまったのだ。こうなることを五ヶ月前は予想できただろうか。もちろん出来なかった。そもそもこの中学生ビクトリア市研修の存在すら知らなかったのである。英語もろくに話せない。日本から出たこともない。そんな僕が一週間もカナダで生活したのだ。未だに実感がわかない。初めての海外。しかし、何故か緊張は無かった。仲間たちと楽しみ、興奮に包まれながら移動しているうちにカナダに着いていたからである。着いてからは全てが感動だった。車は右を走り、トイレは全て洋式で、周りは英語しかない。当たり前といってしまえばそれまでだが、日本という小さな国しか見ていない者にとっては全てが新鮮なのであった。

ホームステイをして感心したのがカナダ人はのんびりと生活していることである。これが、国の文化の違いというのだろうか。カナダはまるで時の流れるのがゆっくりしているかのようであった。また人の心の大きさに驚いた。僕がどんなに下手な英語であっても、あやふやな返答をしても決して怒らず、全てを受け入れてくれた。ホストファミリーのグランは僕が満足行く買い物ができるまで二十件以上も付き合ってくれた。はじめて行ったボート乗り場では初対面の僕にみんな優しく、モーターボートの上から見学させてくれた。どうして、カナダの人々はこんなに心が大きいのだろうか。国土、自然の大きさ故だろうか。カナダには日本人が忙しさの中に忘れてしまった大切な何かが残っているのだと思う。

自分自身はカナダの人々に何が出来たのだろうか。世話になってばかりで何も出来なかったような気がする。しかし、言葉にできない何かを得たことと、より広い世界を知ることができたことは間違いない。この研修に参加したからにはただの思い出で終わらせてはならない。今すぐではなくても必ず、国際社会で役割の求められる人間になりたいと思う。本当にすごい一週間であった。ここには書ききれないほどの感動と思い出が今でも心の中で踊り続けている。本当に最高の一週間であった。ありがとう。

一生の思い出
松園中学校  藤井 真那

カナダに行けることが決まって、嬉しい以上に不安なことだらけでした。カナダでちゃんと英語を話せるか、相手の話を聞きとることができるか・・・また、団員がほとんど三年生だったため、二年生の私は団員の人達と仲良くなれるかと少し恐怖感も抱きました。

でも、カナダにいる間にその不安は全てなくなりました。ホームステイ先の家族もみんな優しくて、最初はちっとも会話を聞きとることができなかったけど、一緒にホームステイした舞さんに助けられながら楽しく会話できるようになりました。会話をしていくうちに、単語を覚えることがどれだけ大切か学びました。単語一つ分からないだけで、文全体が理解できなくなります。これからは今まで以上に単語をしっかり覚えようと思いました。

一番心に残っているのは、ホームステイ先のお父さんにボートに乗せてもらって、野生のシャチやその時のきれいな景色を見れた事です。シャチをあんなに近くで見ることはもう二度とないと思います。あの夢のような感動は絶対忘れられません。また、団員と一緒に過ごした時間もとても幸せでした。私はなんで最初あんなに恐怖感を抱いていたのか、今では不思議です。団員のみんなと一緒にいれるだけで楽しくて、盛岡駅で別れるのもつらかったです。この団員のみんなと一緒に研修ができて本当に嬉しいです。みんなありがとう!!

今回のビクトリア研修を通して、人と接することがどれだけ大切か学びました。外国でたとえ言葉がうまくはなせなくても「伝えたい」「理解したい」という心があれば伝わります。その喜びも体験することができました。そして、人の心の温かさを改めて感じました。

本当に貴重で素敵な経験をすることができて、コノ研修に関わった全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。きっと人生のどこかで力になると思います。これからもこの経験を生かしてたくさんのことにチャレンジして、頑張っていきたいと思います。こんな幸せな時間を下さった全てのみなさんに、心から感謝します。ありがとうございました。

前へ!!
土淵中学校  工藤 美紗子

あっという間に、68日という短い期間が過ぎてしまいました。終えてみると、私がビクトリアへ研修へ行ったということが、夢のように感じました。それ程この研修はすばらしいものでした。

私は、「人の優しさ」というものに直に触れた気がしました。ビクトリアの人々は明るく、温かい心を持っていて、笑顔がとてもやわらかい人々でした。私が初めてホストファミリーと会ったとき、不安と緊張と期待でいっぱいいっぱいだった私を笑顔で迎えてくれ、一気に安心したのを覚えています。そして、MeghanとMarlleeがいろいろなゲームを教えてくれて、すぐに仲良くなることができました。また、ウェルカムパーティーの時に星空をみようとして外に出たとき、1人のおじいさんが犬の散歩をしていました。私と、美奈さんとで話しかけてみると、とても気さくな方でいろいろな話をしてくださいました。アラン・ロウ市長も気さくな方で、日本の「市長」は一目置かれている気がするけど、ビクトリアではそういうことがないのにとても驚きました。

ビクトリアの方々にはとても親切にしていただきました。日本とは遠く離れた地での人の優しさが心にしみました。

私がビクトリアで「大切だな」と思ったことが「あいさつ」です。道で会った人やお店、いろんなところで「Hi」とか「Hello」とか、なにかしらのあいさつをしていました。それとともに「Thankyou」という言葉をよく耳にしたし、私もたくさん使うようになりました。

今回の研修では、ここでは書ききれない程の事、言葉には表せない事をたくさん学びました。そして、今まで学んできた私の英語力を試す良い機会となりました。単語やYes,No,Yeah、などでなんとか伝えることができましたが、「こういうことを言いたいのに、この単語が分からない」ということがほとんどで、自分の未熟さを思い知らされました。私はこの経験をはじめの一歩として、前に進みたいと思います。

最後に、引率して下さった先生方、仲間たち、家族、ホストファミリー、本当にありがとうございました。

研修を終えて
上田中学校  河田 俊則

 今回の研修で学んだことは沢山あるが、その中でも一番大切だと思ったことは、何事も「楽しむ」事だった。正直事前研修とかプレゼン準備は、素で大変だった。学校のテストとか文化祭準備とかと重なったりして物凄く忙しかった。テストの点も結構ヤバくなり、睡眠時間も削られた。それでも研修のすべてが楽しくて、全く苦にならなかったし、その忙しいこともひっくるめて研修自体が俺の「趣味」になっていた。俺が、なぜこんなに大変なものをこれほどまでに楽しめたかつったら、何より今回集まった仲間のおかげだと思う。 毎週皆に会うのが楽しみだったし、集まる度に市役所で鬼ごっこしたり、おでっての「関係者以外立ち入り禁止」に突入したり、空港で「動く歩道vs素の歩き」をやってみたり(勝者素の歩き)、小学生(っつかそれ以下)みたいにはしゃいでいた。

 現地での研修は、もはや祭りだった。駅で友に別れの言葉を告げ、空港でモヒュに出会い、で空から見る日の出に感動し、10時間ぶっ続けで機内映画を見て(バカ)、夕食で出た「シップコーラ」にグチを言い(薬味)、ウノパーティーで盛り上がり(T.H.強ぇ)、フェリーでコワイ兄ちゃんと写真と撮り、百味ビーンズを堪能し(あれムリ)、博物館ででっかいムシの剥製に「うわ!グロ!」とヤジを飛ばし(ごめんなさい)、ホストスチューデントと出会った直後から騒いで、朝食で胃もたれし、集まる度に大騒ぎし、アラン市長と漫才(?)をやって、一緒にストに参加し(約1名)、スケート鬼ごっこで「俺鬼じゃないよ」って言いながら余裕でタッチし、市場で「ネギ」を買い(結局食わなかった)。プレゼンにでられなくて(超悲)、、、、きりがなからこの辺でやめておくが、書ききれないほど沢山の楽しい事があった。とにかくバカ騒ぎして楽しんでいた。今思えば「疲れ」なんて感じるヒマさえ無かった。

 こんだけ大いに楽しみ、大いに学んだのもカナダという地で、初めて会うホストスチューデントと交流し、さまざまな刺激があったからだと思う。それに楽しんでいた事は、一つ一つが大切な「学び」になっていた。結局何が言いたいのか分からなくなってしまったが、とにかく楽しかった。みんなありがとう。以上。

しいナダ
岩手大学教育学部附属中学校  田口 美加

長いようで短かった、ビクトリア市研修。最初は期待よりも不安のほうが大きかった私にとって、今回の研修は自分を大きく前進させた、一生に一度の貴重な体験だったと思います。

ビクトリアに着き、まず始めに自然の美しさに感動しました。その後、ホスト校のビクトリアハイスクールでそれぞれのホストファミリーに会いました。ホームステイが初めてで緊張していた私を温かく迎え入れてくれたホストスチューデントのエラは、この旅でなくてはならない存在となりました。ホームステイ先の家はホスト校まで車で1時間以上もかかる山の中のログハウスでしたが、自然に囲まれていて、とてもすばらしいところでした。そして馬も飼っていて、時々乗馬もさせてもらいました。今回はストライキがあり、高校に行くことは出来ませんでしたが、その分、買い物やホストファミリーとの時間が多くありました。買い物の時、ドルやセントの使い方がよく分からず、あたふたしている私をエラや店員さんが優しく手伝ってくれました。私はこのとき、ビクトリアに住む人々の心の温かさに気づき、ついつい日本と比べてしまいました。

ビクトリアに来て、私は1つ気づいたことがありました。それは、ビクトリアの人々はカナダの国旗をとても大切にしているということです。世界的に有名なマクドナルドの看板にまでメイプルリーフがついていて、これには私も驚きました。日本ではあまり見ない光景だなぁと思いました。

今回の研修では、普通に旅行しても得られない、出会いと感動を得ることができました。そして、ビクトリアのことをより良く理解できたような気がします。また、英語があまり得意でない私のことを団員のみんなやビクトリアの人々が気づかってくれて、研修中の心細さや不安もどこかへとんで行きました。

私は、今度はこのすばらしいビクトリアに妹や両親をつれて行きたいです。そして、ホストスチューデントのエラには、機会があれば日本にも訪れてほしいなぁと思いました。その時はビクトリアの人々に習って、心と心の国際交流をしたいです。


〜研修アドバイザー〜

研修アドバイザーから  尾中 夏美

第12回ビクトリア中学生派遣が、無事終了しました。今年は1年生1名、2年生2名を加えて、3学年全てが研修に参加することとなりました。最初はなんとなく遠慮がちだった団員でしたが、共同作業を通してお互いを知るにつれて少しずつ活発に事前研修に参加する姿がみられました。

毎回、研修旅行にハプニングはつきもので、これまでにも台風で出発が遅れたり、現地での悪天候のため予定していた行事がキャンセルされたり、と色々ありましたが、今回はビクトリアでの公務員による大規模デモの影響で現地の学校での授業参加などメインプログラムがことごとくキャンセルされるという、前代未聞のハプニングがありました。各班の発表は、何とかホストファミリーに見ていただくことができたようですが、多くの学生たちとの交流を体験することができなかったのは大変残念です。しかし、その分団員たちは、ホストファミリーとじっくり交流する時間を与えられ、家族間の人間関係にも目が向いたようでした。また、日本では見られない公共施設の労働者によるストの様子を垣間見る事により、社会システムについて考えるよいチャンスを与えられたと思います。

帰国報告会での班報告や個別報告を聞いて、団員のみなさんが、今年も大きな学びを得たと確信しました。カナダの良さや日加両国の共通した良さに目を向けた感想が聞かれました。このような気付きを支えてくださった引率の先生方にも深く御礼申し上げたいと思います。

昨今国際社会はますます狭くなり、互いが平和に共生するための知恵が求められています。ただお互いに善意を持ち合おうというだけでは、平和な国際社会を創造することは難しいでしょう。

今回のビクトリア訪問をきっかけに、国際社会での多様な文化や価値観に寛容であることについて深く考え、これからさらに多くの価値観に触れながらどのように行動すればいいのかを学び続けていってほしいと思います。