〜団長〜

団長あいさつ
盛岡国際交流協会事務局次長  佐々木 葵

盛岡市とビクトリア市は、かつて国際連盟事務次長を務め、世界平和のため「われ太平洋の橋とならん」を念願した国際人、新渡戸稲造博士の生誕の地と終焉の地という縁で1985年5月に姉妹都市の盟約を交わしました。以来、両市民は、教育、文化、スポーツ、経済など幅広い分野で活発な交流を続けております。

「中学生カナダ・ビクトリア市研修」は、明日の盛岡を担う中学生に、ビクトリア市の学校や家庭での生活体験を通して、カナダの教育や文化などについて学び、見聞を広めて豊かな国際感覚を身につけてもらうことを目的に実施しているもので、今回で6回目となります。

今回の研修を実施するにあたり、生徒達が研修に対するしっかりとした目標や自覚を持ち、自主的に行動できるようにということで4回の事前研修会を開催し、研修アドバイザーから姉妹都市のことやホームステイにおける心構えなどを含め、種々のご助言やご指導をいただきました。この研修により生徒たちには自信や自覚、また、生徒全員の団結心が生まれ、ビクトリア市での研修に不安なく望めたように見受けられました。

研修の成果については、生徒の報告文をご覧いただきたいと思いますが、生徒たちのこの異文化体験は、大きな財産として心に残るものであり、この経験を、自身のため、社会のために生かしていってもらいたいと念願するものです。

ただ、オーク・ベイ・セカンダリー・スクールがストライキにぶつかったため、予定のプログラムを変更しなければならなかったことは残念なことでしたが、このような事態にも臆することなく最後までがんばった研修生の様子を見ていて、この研修の意義、目的が十分に達成できたものと思っております。

終わりに、この事業の実施にあたり、ご協力、ご支援をいただいた皆様に心から感謝を申し上げます。


〜事務局〜

豊かな感性に満ちた街・お世話になったデュロンさん
盛岡市教育委員会指導課  佐々木 力也

いくぶん大きな英和辞書で“Victoria”ち引くと、19もの意味があることに驚かされますが、私が最初に頭の中に浮かぶVictoriaとは、官職を辞し東京大学に入学するための面接試験で、外山教授の「英文学をやってなにします」という問いかけに対し、「太平洋の橋になりたい」と答えた新渡戸稲造博士の最後の地という意味であります。そのビクトリア市をいつかは訪れてみたい所でありましたし、その地で新渡戸稲造博士の太平洋の懸け橋になる足跡を少しでもたどることができればと思っていました。幸運にも今回、中学生研修の事務局の一員に加えていただき、念願の訪問の機会を与えていただきました。大変ありがとうございました。

ビクトリア市に足を踏み入れてまず目にしたのは、いたるところに咲き誇る色彩豊かな花々や満開の桜の木のみごとさ、ダウンタウンにあるエンプレスホテルや議事堂、博物館の堂々たる風格と品性、インナー・ハーバーの港の穏やかさでした。さすがにバンクーバー島の南東部の保養地として名高く、豊かな感性に包まれ、やさしさと華やかさが同居している街並みであると感動しました。

ビクトリア市での滞在は、短期間であったことも功を奏し、一日一日のスケジュールが大変充実していました。その中でも、私たちの滞在期間の全てのスケジュールに同行していただいたデュロンさんは、生涯忘れることができない方になりました。彼女は、以前に何度も中学生を引率し来盛した経験のある方ですが、ミニツアーをはじめ、最後の送別会でも、張りのある声で的確な指示を与え、ビクトリアと盛岡の生徒達を導く指導力は見事なものでした。また、スペシャリストとしてのお仕事の見事さの反面、アイスホッケーで活躍した息子さんや、盛岡に訪問したときにIBCでニュースキャスターの体験をした娘さんの話になると次第に饒舌になり、ひとりの母親としての表情もみせる気さくで優しい方でした。

最後に、新世紀を切り拓くビクトリア市と盛岡市の子供たちの健やかな成長と、姉妹都市の共存と共栄を心から願いながら研修の報告とさせていただきます。


「タイトル?」
盛岡市黒石野中学校教諭  小滝 香

平成11年度第6回中学生ビクトリア市研修の統導者として、市内の中学生14名とともにカナダのビクトリア市を訪問できたことは、私にとって大変貴重な体験となりました。

今回の研修で一番興味があったことは、普段英語の授業を通して接している生徒達が、どのようにしてカナダに入国し、どのようにして言葉も充分に通じない中でホームステイを体験してくるのであろうということでした。

私の予想通り、初日は交通手段の乗り継ぎと緊張のため疲れ、食欲のない生徒がいました。(大丈夫かな、この研修を乗り越えるかな、と思いました。)

しかし、私の不安は見事にはずれ、日増しに元気になっていく生徒達がとても頼もしく、たくましく思えたのです。生徒たちは、ホームステイ先でホストスチューデントの話している内容を理解できないことが多かったのではないかと思われました。ところが、生徒たちは、話している相手の表情、そのときの状況、五感などを目いっぱい使って理解しようとしたらしいのです。

その結果、生徒たちは、五感と心のふれあいという二つの手段で見事に全ての研修を終え、国境を越えた友情というお土産を持って盛岡に帰ってくることができました。

国際理解といえば、すぐにイメージされるのは英語です。もちろん、英語は重要であるのですが、国際理解といえどもその根底にあるのは、人間と人間のふれあいではないかと、今回の研修を通して考えさせられました

盛岡市は、ビクトリア市と姉妹都市でありますが、一人一人の人間同士の心にふれあいそのものが、姉妹都市の親善に他ならないのです。そのように考えると、英語はもちろん大事ですが、その前に一人の人間として豊かな感性を磨き、自分自身を高めようとする思い、相手を理解しようとする姿勢が、国際理解、国際親善の第1歩であると思いました。

このように、今回の貴重な体験を通して考えたこと、感じたことを今回参加できなかったたくさんの中学生にも伝えることができるよう努力したいと思います。

最後に、今回市内の中学生と一緒にビクトリア市で研修する機会を与えて下さった皆様、お世話になった皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。


ビクトリア市研修を終えて
盛岡市松園中学校教諭  鈴木 亨

18名の中で、誰よりも英語がわからない、話せない私が一番不安だったことは、初めてのホームステイでした。ホームステイ先のロッドさんは訪問するはずだった学校の理科の先生で、私も理科教師、本来ならば理科という共通の話題で盛り上がるはずでしたが、やはり英語がわからない・・・。しかし、ロッドさんに案内していただいた、樹齢300年を越す巨木、澄みきった川、雄大な山のある自然公園を見てカナダの自然の美しさに感動しました。特にも、野生のハクトウワシが山の斜面に巣を作っているのを見たのは驚きでした。

3日間のホームステイで、言葉はわからなかったものの、ロッドさん一家のなにげない心配りや温かさを実感しました。そして、私を家族の一員として迎え入れ、家庭生活を体験させていただいたことに感謝します。

今回の研修では、学校組合のストライキで学校訪問ができなかったことは残念でしたが、その分ホストスチューデントと触れ合う時間が多く、深い交流ができたと思います。ビクトリアの子供たちは、実に明るく親切で、一緒に行った子供たちもすぐに心が解放され、とても自然に人の中に入る事ができました。文化や習慣の違う世界に入ると、考え方や行動の仕方もだんだん変わっていくことを感じました。そして、私たち日本人も、これからは独自の文化を大切にしながらも、世界の文化や生活を学習していく必要性を強く感じました。

今回の研修でお世話いただいたランジェル氏、ディロン先生はじめ多くの方々、そして、盛岡国際交流協会、盛岡市教育委員会に感謝申し上げます。


〜団員〜

国際交流の楽しさ
下ノ橋中学校  熊谷 真

僕にとって、カナダに行っていた7日間はまるで夢のような日々でした。そして、何もかもが初めての経験で、常に新しい「刺激」がそこにはありました。

カナダではたくさんの人に優しくしてもらいましたが、特に優しくしてくれたのは、僕のホストスチューデントのデビットでした。彼は僕をたくさんのところに連れて行ってくれました。海や出身小学校、よく行くお店など、覚えきれないほどでした。僕たちはよく、日本とカナダの違いについて教えあい、たくさんの事を知る事ができました。

さらに彼は、日本語についても興味があり、僕によく、この言葉は日本語で何と言うの?と聞かれました。僕が簡単な日本語で言うと、喜んですぐに覚えてくれました。また、家族も日本について興味があり、僕によく、これは日本と同じように使うの?と聞かれました。日本と違うと、詳しくは説明できなかったけど、だいたいわかってもらえたのでよかったです。

そして、カナダにいて一番強く感じたのは、みんな優しい人だということでした。街を歩いているとき、デビットに、パーキングメータに入れるための25セントを貸してください、と言ってきた女の人がいました。彼は快く25セントを貸してあげました。また、物を買わないのに、商品の写真を撮らせてくれたり、とにかく優しい人ばかりでした。だから、みんな楽しく暮らせるのだと思ったし、ここが日本人の考え方と大きな違いだと思いました。

僕は、国際交流についても同じことだと思っています。みんな同じ人だから、困ったときには助け合う「やさしさ」が重要だと思いました。言葉が通じ合わなくても心が通じ合えば、だいたいのことはできました。だから、これからは、言葉がわからなくても、たくさんの人が国際交流を体験し、国際交流の楽しさをわかってもらいたいと思います。

I love Victoria. Because Victoria's people very kind for me. Thank you.


ビクトリア市研修を終えて
厨川中学校  藤原 丞

「また会おう」僕はジョシュにそう言って日本に帰ってきた。僕のホームステイ先のリンフォード家は4人家族で、お父さん、お母さん、ノーザン(弟)にジョシュ(兄)で、とても明るくて楽しい人たちだった。

今回の研修で身についたものはやはり英語力だと思う。空港で税関に英語で質問されたとき、急に世界が変わったように思えた。もともと英語は得意なほうではなかったし、自信もなかった。朝、ホテルでホームステイ先の人たちと会い、挨拶はうまくいったものの、車の中での会話はめちゃくちゃだった。しかしジョシュやジョシュの家族や友達と会話していくにつれて、自分の英語がどんどんうまくなっていることに気付いた。最後の日には、英語がペラペラになっていて、自分がとてもかっこよく思えた。

だが、せっかく慣れてきたのに、別れの日が近づいてきた。別れの日、僕はジョシュに絶対盛岡に来いと言ったら、もちろんと言ってくれた。

今回の研修に参加して感じたことは、人の心のあったかさだと思う。今、いじめなどで困っている人がいるならカナダに連れてきてみたい。ビクトリアの人たちは男女仲良く遊んでいる。僕は、あっちの人たちにはいじめはないと思っている。あんなに仲が良かったら、いじめるやつもいじめられるやつもでてこないからだ。僕は、ビクトリアの人達のようにおおらかに心の優しい人間になれるようになりたいと思う。誰とでも優しく接することができる人になれば、自然とまわりの人もやさしくなるはずだ。

最後にもう一度英語をしっかり勉強してジョシュに会いに行きます。

Thank you very much Victoria and Josh. See you again.


ビクトリア市研修を終えて
乙部中学校  岡部 剛

ビクトリア市は、盛岡市とは比べ物にならないほど緑が多く美しい街でした。街の中心にも色とりどりの花や、日の光があたり一面輝く芝生など、人々の憩いの場所がありました。カナダは治安のとれた平和な国と聞いていましたが、あのような美しい光景を見ることで納得することができました。また、人々は、見ず知らずの僕たちを、とても温かく迎えてくれました。カナダの人々は、人間的な優しさ、温かさを当然のように持っています。たとえば、ホテルや店の入り口のドアを、前の人は後ろの人が入りやすいように開けてくれます。ここまでは日本でも良く見かけられます。しかし、その後、後ろの人は必ず「ありがとう」と言います。すると開けてあげた人は優しく微笑んで「どういたしまして」とお言ってくれます。何気ない普通の会話ですが、私たち日本人は、このようなコミュニケーションを知らない人と取ることができるでしょうか。僕もカナダの人々のような優しさや温かさを持てる人間にぜひともなりたいと思いました。

他にも、さまざまな思い出や貴重な体験をすることができました。今回、このようなチャンスにめぐり合わせてくれた先生方、そしてこの研修に参加することを許可してくれた両親にとても感謝しています。カナダで学んできた事は一生忘れません。

I had the most wonderful trip. Thank you very much.


本音
城東中学校  村井 貴幸

あの7日間を、僕は一生忘れない。

3月26日、その日はいつも強気な僕が珍しく恐れていた日だった。外国に対する悪いイメージ、ホームステイにたいする不安などが一気に溢れ出した1日だった。次の日、ホストファミリーと対面。緊張は最高潮に達した。家に着くまでの車内では、一言も話せずじまい。ホストファミリーはファミリー同士で話しているし、リスニングテストの数倍はあろうかという速さの英会話に、割って話しに入るというのは不可能に等しかった。

どうしてもコミュニケーションをとりたかったが、言葉では無理なので、大好きなバスケでコミュニケーションをとった。ホストスチューデントのJOSHをはじめとした兄弟4人は、みんなスポーツ大好き。バスケ経験はゼロに等しいのに、 何故かうまい。何と、このJOSHのおじいさんが、元5輪篭球カナダ代表。もちろん教えてもらったりしてコミュニケーションがとれたと同時に、すごく貴重な体験ができた。

お別れパーティーの日。みんなすごいテンションだった。テンションで寂しさを、別れの辛さを紛らわすかのように・・・。僕はまだ別れが来るのが信じられないでいた。だから朝になってほしくなかった。

でも、ついに朝が来た。別れのとき。僕はいつのまにか別れるのがいやだと思っている自分がいることに気付いた。

僕がこの研修を通して学んだことはたくさんある。英会話を聞きなれて、リスニングテストも楽に解けるようになったし、思わぬところでバスケの技術も向上した。でもーやはり一番大きかったのは、また友達が増えたこと。出発前はメンバーのみんなと仲良くなり、ビクトリアに行って、ホストスチューデントのJOSHをはじめとしたオーク・ベイ・セカンダリー・スクールのーみなさんと知り合いになれた。言葉が通じない僕と友達になってくれた。生きてく上で必要なもの、それは数多くあるが、その中に「友達」というのを足してくれた今回のこの7日間、いや、事前研修からの出来事、思い出の数々を僕は一生忘れない。

I enjoyed staying Canada. I think I'll introduce Canada memories to many people. Thank you for Josh and Canada. I won't forget them memories.


突然の国際交流
黒石野中学校  中島 昌典

先生の。「中島、飛行機に乗ったことある?」で始まった僕の国際交流への道。岩手県の外に出るのも珍しかった僕が海のー向こうへ。不安を抱きながらも、先生に話を持ちかけられた日は、親とともにビクトリアの場所を探し、いろいろとあっちのことを想像して夜もなかなか寝付けなかった。

みんなと知り合うはずだった最初の研修会を休んでしまった。だから2回目の研修会には張り切って参加した。班の仲での自己紹介、あっちで日本のことを紹介するための準備と、どんどん進んでいく。そして、英会話教室をするときになって気付いた。英語をある程度理解しなければならないと。しかし先生は、心をオープンにして、どんどんジェスチャーなどで伝えようとする心も大切だと教えてくれた。自分としては、もともと明るいほうだと思っていたので、そういう面に関しては大丈夫だと少し安心していた。

たくさんの研修を重ね、眠れなかった夜を経て、ビクトリアへ向けて出発する日がきてしまった。みんなが見送る中、新幹線にのり、成田空港へ向けて出発した。意外とバンクーバーに着いたのは早かった。今思えば緊張していたのだと思う。

1日目はバンクーバーを観光し、2日目の朝、ついにホストファミリーと出会うときになった。僕のホストファミリーが迎えに現れた。英会話教室で習った英会話をフルに使ってみると、伝わったようで嬉しかった。その日はホストファミリーのダルシーを相棒に、ビクトリア市内の観光を行った。そしてファミリー全員との出会い。夕食では日本の歴史の話になり、辞書を何度もめくりながらしゃべった。その後、トーテムポール職人の話を聞いた。3日目。グループで散策。それに基づいた発表。ゲームなど、ビクトリアの生徒たちと交流を深めた。4日目はフリーだったので、ダルシーとミニゴルフをしたり、アザラシにえさをあげたり、ボウリングをして遊んだ。夜のお別れパーティーは楽しく感動した。

こんなにたくさんの経験をして帰ってきた僕には、日本が前と違うように見えた。それほどカナダの文化に浸ることができたのだと思う。一緒に研修したみんなとビクトリアのみんなが一つのみんなに成ることができたと感じた。

I'm looking forward to seeing you again someday.


ビクトリア市研修を終えて
上田中学校  田口 裕人

僕は、この研修に参加して感じていることは、世界は広いということです。外国に行くのが初めてで、周りに日本人がいないということにまず慣れなかったし、カナダについてから見たものは、どれも日本にはないものばかりでした。

僕のホストスチューデントは、マシューという同じ年の子でした。僕は、知らない人と話すということがあまり得意ではなくて、しかも英語で話さなければならない事もあって、せっかくマシューがいろいろなことについて説明してくれたり、自分の好きなことについて説明してくれているのに、うまく答えることができませんでした。友達になろうとしてくれているのに話せなくて、本当に悪かったと思っています。でも、さよならパーティーの日の午後に、マシューと街を歩いたときはとても楽しかったです。海にも行ったし、ビクトリアのおもちゃ屋さんに行きました。そのおもちゃ屋さんには、二本のポケモンカードが売っていて、広い世界もつながっているんだなあと思いました。

1週間外国で暮らしてみて、英語の力はそんなにいらないと思いました。文法のことを考えていると、口から英語が出てこなくなったりしてしまうので、単語だけで話すことがほとんどでした。身振り手振りでもわかってもらえました。日本とカナダでは、コンセントの電圧が違って充電できないことを説明した時はすごく大変だったけど、わかってもらえた時はすごく嬉しかったです。

僕は、ビクトリアにもう一度行きたいと本気で思っています。あまり話せなくて悔しかったし、ビクトリアはとても美しい街だからです。今度行くときは、単語だけでも良いので、英語でたくさん話して、たくさん友達を作ってきたいです。

I'm very happy. Because I can goto Victoria. I want to go to Victoria again. I love Victoria!


カナダで見つけたもの
土淵中学校  武蔵 達也

カナダで見つけたものは何かというと「人」です。みんな見慣れない顔ばかりで、話す言葉も違い、かなりの違和感を感じました。いつもなら明るく話しかけられるのですが、ぜんぜんだめでした。でも、少しカナダの雰囲気に慣れたら話をすることができました。

カナダという国は、日本と違いとにかく広かったです。その分いろんなものが大きく、とにかく規模がすごかったです。そして、カナダはどこもかしこも寒い国というイメージがありましたが、そんなことはなく、ビクトリアやバンクーバーは盛岡より暖かかったです。しかも、海の近くということで、すずめよりもカモメの方が多かったです。

自分がホームステイした家は、アダム・バード君の家で、家族はお父さんとお母さん、そして弟のステファンです。自分の片言の英語で大変苦労しましたが、いろいろよくしていただいて本当に嬉しく思っています。家のほうは3階建てで、1階と2階そして地下がありました。共働きで、ごはんはお父さんが作っていました。その中でも、マカロニチーズというシンプルな料理でとてもおいしかったです。しかも、ちょうどステファン君の誕生日でケーキも食べました。

そして、学校のストライキみたいなものが起こり、自由な日ができました。そこで海にいくことになりました。アダムとステファン、そして一緒にホームステイしていた剛君で行く事になりました。海はとてもきれいで、泳ぎたかったけど無理でした。そのほかにも、スーパーに行ったり、パターゴルフもしてきました。

現地の学生との交流では、自分たちの学校生活や、普段何をして遊んでいるかなど、いろいろ紹介してきました。予想通りには行きませんでしたが、自分たちとの文化との交流が一歩前進したと思いました。これからも、手紙などで交流を深めていきたいと思います。

I don't forget it about Victoria. I want to go to Victoria again. I think that Victoria is a very fine place. I thank for home students sincerely.


ビクトリア市研修を終えて
乙部中学校  田村 未樹

わからない事だらけで、いろいろ失敗したけど、たくさんのものや風景や人をじかに見ることのできた素晴らしい7日間だった。ビクトリアに行けたことで、私の詩やをぐんと広げることができた。

ホームステイ先では、なれない生活習慣や、言葉がちゃんと通じない事が不安でしょうがなかった。だが、ホストファミリーは本当に親切な人達で、すぐに理解できない私に、何度も繰り返し話してくれて、英語に対する不安もなくなっていった。わからないことは、辞書を使って話たりしながら、英語を話す楽しさもわかってきた。

ホストスチューデントのHeatherと会話をするときに良く使ったのがカナダの地図で、Heatherの行ったことのある州の話なんかをしてくれた。日本語の教科書を見せてくれたり、パソコンで日本学習ソフトをやって見せてくれたり、とても興味深かった。

ビクトリアは、本当に美しいところで、街の中でも緑があふれ、盛岡の姉妹都市にはちょっともったいないと思うほどだった。特に、ブッチャートガーデンには感激した。こんな都市と盛岡が姉妹都市という形でつながっているなんて誇りに思う。と同時に、私もこの盛岡を誇れるようになっていかなくては、とも思う。ホストスチューデントは、自分の住んでいるビクトリアの街が大好きなんだということを感じたからだ。私たちも、自分の暮らすこの盛岡・岩手を大切にしていくべきだろう。

カナダについては、日本にいてもさまざまな情報を得られる。だけど、その国の人の温かさは、行ってみて、お互い心から触れ合わなければわからないことだ。たとえば、「Thank you」この言葉は、カナダで多く使った言葉のひとつだ。この「ありがとう」は私の気持ちを素直に表現できて、相手との心をしっかりつなげてくれたと思う。実のところ、日本ではあまり使えてなかった言葉なので、カナダに行って学んでこれたことだ。それは、カナダの人たちが、私の「Thank you」に笑顔を返してくれたからでもあると思う。

最後に、Heatherとホストファミリーの皆さん、先生方、私をカナダに行かせてくれた方々、そして一緒に行った13名のみんな、ありがとう。

I'm very happy. Because I met you. Victoria give me important things.


小さなかけ橋
上田中学校  天下谷 加奈子

私がこの研修で学びえた事は2つあります。1つ目は笑顔です。ホストスチューデントのエレンとはじめて会った日に見たエレンの笑顔。交流会の中で見た仲間の笑顔。そして、お別れパーティーのときの写真でみんあの笑顔。私は英語をあまり話せませんでした。でも、言葉なんか違っても、にこっと笑えば人と人とのつながりが見えてきます。あたりまえのことだと思っていたけど、この研修でしみじみとそれを感じました。

2つ目は思いやりです。ビクトリアのみんなは、特にエレンはとても私に優しくしてくれました。私が「へ?」という顔をすると、違った言葉で、またジェスチャーを交えて一生懸命教えてくれました。外の通りを一緒に歩いたときも、「これは〜なのよ」とガイドブックを見るよりも詳しく詳しく説明してくれました。

私はこの研修に、「盛岡の中学生の代表」というかたちで行ってきました。でも、結局最後は私一人、エレン一人のつながりだったんだと思います。そのつながりはとても強いものでした。

私は今まで、盛岡という立場からでしかものを見ることができませんでした。でも、ビクトリアのみんなと出会い、エレンとの出会いで、もっと広い視野でさまざまなことを見れたように感じます。

新渡戸稲造博士は太平洋の懸け橋になりました。私も今回、小さいけれどエレンとの懸け橋ができました。友情という名の。行ってよかった。ありがとうございました。

I want to go to Victoria again. I love, love, love Victoria and Erin ?


すてきな出会いをありがとう
城東中学校  山口 碧

たくさんのことに出会った7日間のビクトリア市研修。多くの期待を胸にビクトリアへ出発しました。

ビクトリアで私たちを待っていたのは、美しい自然や憧れのかわいい家、笑顔の優しい人たちでした。

私のホストファミリーは6人家族で、そのうちベサニが私と同じ13歳でした。私は1年しか英語を勉強していなかったので、気持ちを伝えるのにすっごく苦労しました。しかし、ベサニは辞書で教えてくれたし、ホストスチューデントのニコルもいつも笑顔で私を安心させてくれました。一緒に市内観光をしたとき、説明しながら案内してくれました。州議事堂や蝋人形館を見学したり、また、野生の動物も見ることができたのでよかったです。

そして、私がはじめて異文化に触れて思ったことは、まず日本では絶対考えられない、先生たちのストライキについてです。中学校訪問がなくなって、とても残念でした。また、ホストファミリーは私たちをお客さんとしてではなく、家族お一員として受け入れてくれたことについてです。私たちがホームステイしても、日本と違いあまり気を遣わず、私よりもホストファミリーのほうが先に寝てしまうなど、自分たちの生活パターンを崩さないことには驚きました。そこが日本との感覚の違いだと思いました。ビクトリアは日本よりとても自由な国でした。

この研修では、ビクトリアの人たち、一緒に行った中学生の優しさや明るさ、笑顔に支えられました。また、日本では考えられないような初めての経験。また、市内観光を通してもいろんなことを学んでいきました。私は、国際交流というとてもいい経験ができたこと、そして、ビクトリアで出会ったたくさんのことを忘れずに、いつまでもすてきな思い出として大切にしていきたいと思います。

ビクトリア市研修でお世話になった方々、本当にありがとうございました。

I love Victoria ? I want to go again! Thank you for your kindness.


カナダからの贈り物
土淵中学校  矢幅 未那

カナダのビクトリア市から帰ってきてから何週間もたつのに、私の頭からはカナダの思い出が離れずに残っています。きっとそれは、思い出が大きく、カナダから教わったことがたくさんあったからだと思います。

エリと対面する日の朝、私は不安と緊張でいっぱいでした。しかし、その不安は最初だけで、エリとエリのお母さんの優しさでそんな不安は吹き飛びました。英語で伝わらなくとも、エリはジェスチャーや日本語で私たちにわかるように一生懸命伝えてくれました。

1日目は、エリも私たちも少し緊張して付き合っていましたが、2日目からは、英語もだんだん慣れて、話をするのも楽しくなってきていました。

3日目は、エリと一緒に一日中買い物をしました。エリはいろいろ素敵な店に連れて行ってくれました。どこのお店に行っても、定員さんが必ず最後にBYEなど気軽に声をかけてくれて、日本とは違うなと感じました。

夜のサヨナラパーティーは、とても楽しかったです。私がこのパーティーの中で一番感じたことは、カナダの人たちはいろいろな人たちとすぐに親しくなれる、心の広い人たちだということです。日本では、はじめて会った人と親しくなるには、だいぶ時間がかかると思います。でも、それがすぐできてしまうカナダの人たちはすごいと思いました。その夜は星がきれいで、カナダから見える星を見ながら家に帰りました。

4日目の朝、いよいよお別れの日です。長いと思っていたホームステイも、楽しさであっという間に過ぎていてtしまいました。そして、その3日を思い出すと、急にさびしくなり、涙がでそうになりました。私はその涙を必死にこらえ、エリとエリのお母さん、そしてビクトリアと別れました。

今回の研修で、私は本当にいろいろなことを学びました。その中で一番教えられたのが、「心の広さ」でした。このことをずっと忘れずになんでも挑戦して頑張りたいと思いました。

Thank you very much, Eli and Eli's mother.

THANK YOU WARM HEART


ビクトリア市研修を終えて
厨川中学校  関口 慧子

私が研修に参加して得たものの第一は、友達。知り合えたみんなと優しいカーラ。それから一週間のすべての体験。

第二はチャンスをつかめ!ということ。何度も勇気を出してトライしてみると道は開ける。

第三は、「押してもだめなら引いてみる」ということ。言葉は知っていたが、今回その言葉を実感した。世の中結構そんなものなのかもしれない。

私がカナダに行って感じたことは、もっと英語が話せればということ。もっといろんなことをカーラに伝えたかったし、聞きたかった。日本では、考える=言葉が出てくることだったが、カナダでは、「考え」を「言葉」に変えなければならず、もどかしかった。

日本には、「日本古来の文化」というものがあるが、「今」の私たちは、日本もカナダの中学生も同じ音楽を聞き、同じアニメをみてゲームをしていることを知った。

日本で考えられないことは、学校のストライキ、中学生でのピアス、クリスマスグッツを年中売っている店があること、そして、物乞いの人。常識は時と場合によって変わると思った。

それにしても、多くの人種が暮らすカナダで、人種間の争いが起きないのはなぜだろうと不思議だった。これから私は、この貴重な体験をさせてもらったことに感謝し、勉強し、そして生活していこうと思います。カナダと比べると狭い日本だけど、これは仕方がないので、広く暮らすには、世界に必要とされる日本人になって世界に飛び出すこともいいことだと思いました。

そして、カーラたちが、言葉も通じない私たちにとても優しく、親切にしてくれたように、私も、言葉や文化が違っても排除したりせず、優しさを持って迎えてあげられる人になりたいと思いました。

きれいだったパリや、まだ見たことのない外国に行っていろんな人とも会いたいけど、私はカーラがいるからまたカナダへ行きたいと思います。

カナダへ行かせて下さって本当にありがとうございました。

Thank you for delighted and hope. I decide to go to Victoria again. I shall never forget Carla and the days stauing in Victoria.


一生の思い出
黒石野中学校  佐々木 真奈美

ビクトリア行きが決まったとき、私は、とてつもなく大きな不安で心がいっぱいになりました。英語は通じるのか、食べ物はどんなものなんだろうかなど、たくさんの心配事がありました。しかし、研修会を重ねていくたびに、不安だけでなくビクトリアへの期待をもつようになりました。そして、ビクトリアでは、「メール友達をたくさん作りたい」そんな期待を抱えながら、私は日本を離れました。

2000年春。ビクトリアで私を迎えてくれたのは、思ったとおりの美しい自然とたくさんの温かい人々でした。ホームステイでは、私の不安や戸惑いをよそに、みんなが優しく接してくれ、ホストスチューデントのエリは、何をするにもいつも私を気遣ってくれました。そんなエリが、私にはじめて言った日本語が「お寿司は好きですか」でした。私は嬉しくなって、思いっきり日本語で「はいっ」と答えました。私のために必死に考えていってくれたエリの日本語は、耳にしている日本語よりとてもきれいで温かみを感じました。

また、ホームステイ中には、生活習慣の違いや、食生活の違いに驚きました。たとえば、家の中でも土足、食前食後の挨拶にあたる言葉がないことや、朝はシリアルだけであまり食べないことなどです。中学校や幼稚園を訪問できなかったことはとても残念でしたが、その分、エリと一緒に街を歩いてたくさんの発見ができたので良かったです。

そしてとうとうお別れのとき、このといだけはとてもつらかったです。絶対泣かないと思っていたのに泣いてしまった私を、エリはそっと抱きしめてくれました。エリとは、国境を越えた友情が芽生えたんだと確信しました。私にとっては、初めての外国の友達なので、メール交換などを通して今後も付き合っていきたいと思っています。

この研修では、言葉では表せない数々のことを学ぶ事ができました。貴重な体験をした7日間は、一生の思い出となって心に残っています。

「言葉だけが全てじゃない。心が一番大切だ。」そういうことを教えてくれたビクトリア市研修。そんな機会を与えて下さった方々、そして、この研修を支えてくださったたくさんの方々、本当にありがとうございました。

I'll never forget you, Eli. I hope we can meet again. I'll never forget you, Eli.


ビクトリア市研修を終えて
下橋中学校  平藤 直子

私は先日行われたビクトリア市研修で、盛岡の理想を見ました。

ビクトリアはとてもきれいで美しく、まるで有名な画家が描いたような、完成されたミニチュアのような、そんな町でした。自然も多く、緑の画用紙にこぼしたビーズのような花、透き通ったガラスだまを敷き詰めたような空にも勝る海、あふれてこぼれだすような太陽は、紙くず一つ落ちていないきれいな道でかわいい街並みとつながっていました。

その道でつながっていたのは人々も同じです。ビクトリアの人々は、まるで一つの家族のようでした。すれ違うたびに挨拶を交わし、目が合うたびに会話をしています。そして、困ったときには助け合う優しい心を持った人々でした。ビクトリアという町は、街と自然と人々が一本の道でつながった、とてもすばらしい町でした。

私は、ビクトリアへ旅立つ前に、「ビクトリアの人々に環境のことを伝えてきたい」と言いました。しかし、私たちがビクトリアの人々に教えられてきたような気がします。ビクトリアで、私は道端にごみ箱があるのをよく見かけました。そして、その中には、たくさんのごみが入っていました。私のホストスチューデントのニキはごみ箱をのぞいた私をみて「きたない」と示しました。確かにごみは汚いのですが、ゴミ箱に入っているゴミは、人々が道端にゴミを捨てず、きちんとそれに捨てるという「あかし」だと思います。私は汚いゴミの中からビクトリアの人々のきれいな心を見つけ出したような気がしました。

私たちの町盛岡は、治安もよく、便利でとても住みよい町です。しかし、決してきれいな町ではありません。私はこの町をビクトリアのようなきれいな美しい町にしたいと考えています。

ゴミをゴミ箱に捨てるということ、それは簡単なようでとても難しいことです。しかし、私はこれからこのことを実行していきたいと思います。盛岡が理想の姿になれるように。

Thank you very much Victoria! I'll never forget your kindness.


〜研修アドバイザー〜

研修アドバイザーから  尾中 夏美

今回の研修に関しては、主催者側として一つの大きな改善を試みました。それは、「いかにただの観光旅行にしないか」ということです。

そこで、今回の研修の準備には、英語や文化の予習のほかに、引率の先生方のご協力をいただきながら、テーマを決めたプロジェクトをすることにしました。カナダでは、「私の紹介したい盛岡・日本」ということで、スライドやビデオを使いながら、観光案内所には載っていない中学生の視点から見た盛岡・日本の紹介をしました。また、カナダにいる間には、「私が見つけたビクトリア・カナダ」というテーマで、観光パンフレットにはないであろう場面を写真に収め、それがどうしてそうなのかの説明もつけて帰国報告会で発表してもらいました。

現地滞在中は、ストなどの関係で希望通りのスケジュールが実施できず、残念な面もありましたが、日本と違った社会の側面を体験できたと思います。

帰国報告会での発表は、それぞれが、表面からちょっと内側の社会や文化を感じてきたことが感じられ、嬉しく思いました。今後は、この体験に様々な肉付けを各自がしていき、多角的な視野を育てていってほしいと思います。